背中にニキビが絞り出したらとてつもなく臭いなんて経験はないでしょうか?私も背中にニキビ?ふきでもの?が出て、いたいので絞り出したりするのですが、普通のニキビやふきでものだと絞り出したら汁が出て終わりますが、一部の場所は絞り出したら脂肪のような物が出てきてとてつもなく強烈な臭いがする場所があります。
ここは何度絞り出してもまた同じところが固くなりはじめて、大きくなったらまた絞り出すということを繰り返し行っています。しかし、何度絞り出しても強烈な臭いで絞り出しても何度も溜まってくるのです。
その正体は粉瘤と言って腫瘍の一種になります。
背中のニキビは粉瘤
背中にできるできものはニキビの場合もありますし、同じところに何度もできて、絞り出すと脂肪なようなものが出てくる場合は粉瘤の可能性が高いです。粉瘤とは表皮嚢腫とも呼ばれ、良性の腫瘍で表皮でできた袋状の腫瘍になります。
粉瘤の中には脂肪のような垢がたまることで物凄い臭いを発してきますのでできれば取ってしまうのが最も手っ取り早い治療方法になります。
私もずーっと絞り出していましたが、余りにも臭いがきつすぎるので普段の仕事中とかに吹き出してきたら大変と思い、思い切って手術して取り除きました。手術と言っても皮膚科でその場で取ってと言ったら直ぐに取ってくれるような簡単な手術で、麻酔をうってメスで取り除くという簡単な手術になります。
取り出した粉瘤を見せてもらいましたが、1cmくらいで袋状になっていました。
簡単な手術で済みますので、背中に粉瘤ができた場合は皮膚科で取ってもらいましょう。
粉瘤ができる原因
粉瘤ができる原因としては、怪我などで皮膚が皮下に入り込んでしまう場合や、毛穴の一部分が皮膚の深いところで袋状になった場合にできる場合が多く、袋の中には垢が溜まってしまいます。粉瘤は体質でできる場合が多く、背中以外にも耳たぶや脇の下などに多く発生する傾向があります。粉瘤は皮膚表面に開口部を持つものが多く、絞ると中の垢が吹き出し、袋内が空になりますので治ったと勘違いしやすく、時間が経つと再び垢が溜まりふくれあがってきます。
粉瘤の症状
粉瘤の症状は、最初は皮膚内部でちょっとしたシコリのような感じで出てきます。そのまま放っておくとどんどん大きくなります。炎症などを起こすと赤くなり傷みが出てくる場合もあります。粉瘤は良性腫瘍ではありますが、稀に癌になる場合もありますので見つけたら取るようにしましょう。
放っておいても、絞り出しても治ることはありませんし、自然に治ることはありませんので、手術して摘出しない限りは治りません。
粉瘤の治療方法
粉瘤は切って取り除くしかありません。背中にできている場合は粉瘤のある背中の皮膚を切りそこから粉瘤の袋を摘出します。取り残すと再発してしまいますので全て取り除くようになります。
小さいうちに手術すると傷跡の小さくて済み、大きくなってから手術すると傷跡も大きくなり、金額も高くなってしまいます。化膿している時は抗生剤を飲んだり、中の膿を取り出さなくてはなりません。
手術する場合でも保険が適用されますので、大きさにもよりますが5,000円から15,000円くらいで手術ができます。手術後は切った部分を縫いますので抜糸をするのに病院にしばらくしてから再度行かなくてはいけません。時間は30分もあれば終わってしまいます。皮膚科に行って粉瘤と言われたらその場で取ってと依頼すると、状況にもよりますが混んでいなければその場で手術してくれます。
粉瘤はどのくらい臭い
これは部位や人それぞれで臭いが違うかと思いますが、私は耳たぶにもあり、耳たぶはそのまま放置していますが、耳たぶから出るのはそれ程臭いがありません。しかし、背中にできたものは鼻が曲がってしまうような、この世の物とは思えないほどの臭いがしていましたので取ろうと決断しました。しばらは絞り出していましたが、普段こんな臭いがしたら大変だと思い手術をする決断をしました。今となっては取って正解だったと思います。
背中の粉瘤まとめ
背中にニキビができたと思ってもニキビではない場合があります。大きく腫れ上がってきたら皮膚科に行って診てもらうようにしましょう。粉瘤の可能性が高いので、病院で粉瘤と診断されたらその場で取ってもらってください。
傷みもないので気にならないかもしれませんが、粉瘤は自然に治ることはありません。
できものができるとどうしても絞りたくなってしまいますので、絞った時に物凄い臭いが出た場合は粉瘤と思ってもらって間違いないかと思います。
良性腫瘍と言いながらも稀に癌になる場合もありますので、見つけたら早めに取り除くようにしましょう。