ミョウバン水はデオドラント効果があるとして知られています。作り方も簡単で誰でも簡単に作ることができますので脇や足の臭いが気になるという人は一度作ってみると良いでしょう。
価格も市販の制汗剤と比較すると安価で済みますし、効果の薄い制汗剤なんかよりはミョウバン水の方が効果も出ます。
そんなミョウバン水を作る方法について紹介していきます。
この記事に書かれていること
ミョウバン水を作るために必要なもの
ミョウバン水を作るのに、何を準備すれば良いのでしょうか。作る前に必要な物を準備します。
焼きミョウバン
まず、これがないと始まりません。焼きミョウバンを購入してきます。
焼きミョウバンは漬物の変色防止・アク抜き・煮くずれを防ぐために使用されるものです。ですのでスーパーなどへ行って漬物コーナーに行くと売られていますが、何種類もありませんので見つけるのがちょっと大変かもしれません。
漬物といえば「こうじ」が並んでいるところにポツンと焼きミョウバンも並んでいますので購入しましょう。
スーパー以外にもドラッグストアやネットショッピングでも簡単に購入することができます。価格は100円から300円程度で購入することができます。
ペットボトル
ペットボトルはミョウバン水の原液を作る時に使用します。
ペットボトルは飲み干した300ml入のペットボトルで構いません。500ml入りでも構いませんがそんなに作らなくても十分です。
中をキレイに洗浄して使用するようにしましょう。
スプレー
スプレーは体に吹き付ける時に使用します。
スプレーは100均などで売っているもので構いません。100mlか200ml入る容器だと使用しやすいかと思います。
準備するものはこれだけです。準備が整ったら早速作っていきましょう。
準備完了
ミョウバン水 原液の作り方
ミョウバン水 原液の作り方は至って簡単です。
水が300ml : 焼きミョウバン10g
この配合で混ぜ合わせます。水を600mlにした場合は、焼きミョウバン20gにしれば良いだけなのでそれぞれの比率が同じであれば問題ありません。
水300mlと焼きミョウバン10gをペットボトルに入れて混ぜ合わせます。焼きミョウバンはなかなか溶けませんので最初は白く濁ったようになります。しばらく振ってあとは時々振りながら放置しておきましょう。
透明になり、沈殿がなくなったら出来上がりです。透明になるまでは1日~3日ほどかかります。多少沈殿していても問題ありません。
こちらは原液になりますので、このままは使用しません。
スプレーボトルに入れて使用する
スプレーボトルを準備します。原液は10倍以上薄めて使用します。
まず、スプレーボトルに水をいっぱい入れ、そこにミョウバン水を少しだけ入れます。
これで出来上がりです。使用前はスプレーを振ってから使用しましょう。
保管が原液もスプレーも冷蔵庫に保管するようにして期限は2週間程で全て新しい物に作りかえてください。
使用前に確認すること
初めて使用する場合は自分の肌に合うか確認しないと、後から合わない場合に肌荒れなどを引き起こす場合がありますので必ず確認するようにしましょう。
確認方法としては、入浴後に作ったミョウバン水のスプレーを肌の弱い部分に吹き付けます。肌の弱い部分は腕の内側とか太もも辺りに付けると良いでしょう。
1日経過して赤みやかぶれなどの症状がない場合は使用しても問題ありません。もしも、赤みやかぶれなどが出てきた場合はスプレーに水を追加して濃度を薄めて再度確認してください。
このような症状がでる場合は注意
- かゆみ
- かぶれ
- 乾燥
- 赤み
- 腫れ
薄めてもこのような症状が出る場合は使用しないようにしましょう。肌が合う人と合わない人がいますので合わない場合は使用を止めましょう。
ミョウバン水の効果は?
ミョウバンは水に溶けることで酸性になります。アルカリ性を好み臭いの元になる細菌はミョウバン水が付いた皮膚では繁殖がしにくくなり、臭いを抑制させることができるのです。ミョウバン水は抗菌のみならず、殺菌作用もありますので細菌が死滅していきます。
それ以外にもミョウバン水は収れん作用があるので、吹き付けることでミョウバンに含まれるアルミニウムイオンが毛穴を引き締めて汗を抑えことができます。
ミョウバン水は乾いてから効果が出てきます。吹き付けた直ぐには分かりませんので乾燥してから効果の確認してみましょう。
どんな時に使用するか
ミョウバン水は万能な制汗剤なので、体のどんな部位にでも使用することができます。
こんな症状が出ている人は使用してみましょう。
こんな時に使う
- 脇から汗が多くでる
- 脇の臭いが気になる
- 足の汗が多く出る
- 足の臭いが気になる
- 手の汗が多くでる
- 体で臭う部位がある
- 頭皮が臭う
- 加齢臭が気になる
- ニキビが気になる
- トイレの臭いが気になる
- 靴の臭いが気になる
こんな時は気になるところに吹き付けてみましょう。酸性によって汗と臭いを抑える効果があります。それ以外にもアンモニアの消臭効果もありますのでトイレが臭う時などに吹き付けてみましょう。また、ニキビのアクネ菌も酸性に弱いため、ニキビの増殖を軽減させる効果をもたらします。
それ以外にもペットの臭いや洗濯の生乾きの臭いも消臭する効果があります。
このように体臭で気になる所にはどこでも使用することができ、万能な制汗剤になります。そして、ミョウバン水はスプレーにしていますので、外出先に持ち歩くこともできます。その場合は、キレイに拭き取ってからスプレーしましょう。
ミョウバン水を使用するうえでの注意点
万能の制汗剤といわれるミョウバン水ですが、全てが完璧なわけではありません。ミョウバン水は保湿力がありませんので肌が乾燥してしまいます。
過剰な量の塗布や頻繁に使用すると乾燥肌の原因になりますので注意が必要です。また、乾燥肌の人はより乾燥を促してしまいますので使用する時は注意を払い使用するようにしましょう。
汗は体温調整するために出されますが、ミョウバン水を吹き付けることで汗を抑制しますので体温調整が出来なくなってしまいます。
このことから、全身に吹き付けることは控えて、気になる部分だけ吹き付けるようにしましょう。
ミョウバン水の作り方まとめ
ミョウバン水を作るのは、水と焼きミョウバンがあれば簡単に作ることができます。作る時はまずペットボトルに原液を作り、その後、10倍以上薄めてスプレーに入れてから吹き付けて使用します。
準備するものも100均などで揃いますので、お金をかけずに作れますので簡単に制汗剤ができてしまいます。肌に合わない人もいますので使用前は必ず確認して、問題なければ使用するようにしましょう。
これで、今まで気になっていた臭いや汗を抑えることができますので周りの目を気にせずに生活することができます。
一度作ってみてはいかがでしょう。