脇の多汗症|汗が出る原因と抑えるための予防方法

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脇の汗が多い

脇の汗が多くお困りかと思います。汗が多いのは多汗症の症状で、多汗症は脇以外にも足の裏や顔、頭などから汗が大量に出てくる症状です。

汗の量は個人差がありますが、多汗症で悩む人は全国で80万人も居ます。ですので、周りにも悩んでいる方はいます。多くの悩みは

  • 脇汗がひどく臭いが気になる
  • 気になると余計に汗がでてきてしまう
  • 周りから何か言われてそう
  • 下着や服に汗の黄ばみがでる
  • 汗を隠そうと人前に出たくなくなる

このような悩みを抱えている人が多く大変つらい思いをしてしまいます。自分ひとりの時は汗をかこうが何しようが構わないのですが、周りに人が居ると周りから嫌な目で見られているような気分になってしまいますね。

私も思春期に運動は嫌いではなかったのですが、運動をしないように変な努力をしていました。このように子供のころからこういった悩みがあると、人と会うのに抵抗ができたり、集中力が散漫になってしまったりするのです。

そんな日常生活をも脅かす多汗症ですが、これはどのような症状であるかを知り予防するようにしましょう。

 

この記事に書かれていること

なぜ汗は出てくるのか

なぜ汗が出るのか

汗はどうして出てくるのでしょう。そう思う方もいると思います。汗は汗腺というところから出てきて、主に体温を調節するために出てくる汗と、フェロモンなどの異性を引きつける汗とがあり、それぞれ違ったところから出てきます。その違いについて知っておきましょう。

体温調節を行うエクリン腺

エクリン腺から出てくる汗は体温調節を行うために出る汗で、成分の99%が水分になっています。ですのでサラサラとした無臭の汗ですが、汗をかいてそのまま放置してしまうと皮膚の常在菌が繁殖し汗を分解することで臭いの発生源になってしまいます。

人間には150万個ものエクリン汗腺が体中にあります。特に手・足・額・脇などに集中していて体温が上昇すると体温を下げるように交感神経が司令を出し発汗されるのです。

また、汗腺は交感神経から司令を受けて発汗しますので、ストレスや緊張など交感神経が刺激されてしまうと汗が出てきてしまいます。

動物的なアポクリン腺

アポクリン汗腺は動物的な臭いとされ、異性を引きつけるためのフェロモンや縄張りの臭いを分泌させるために出す汗になります。アポクリン腺から出る汗はタンパク質や脂質を多く含んでいることから、栄養豊富で細菌のエサとなることから脇にアポクリン汗腺が多い人はワキガの臭いを放つようになります。

アポクリン汗腺からはアドレナリンの影響を受けると分泌されますので感情の変化などで汗が出てきます。エクリン腺のように全身にはなく局所的な、脇・乳首・陰部・肛門・耳の中・へそに存在している汗腺です。子供のうちは発達しませんので思春期ころから発達していき、その時期にワキガ臭も出てくるようになります。

 

多汗症はエクリン腺から分泌される汗なのでワキガ臭とは異なります。しかし、脇にアポクリン腺がある場合は汗と一緒に臭いもしてきますので臭いと汗と両方のケアをしなくてはなりません。

 

発汗を促す要因

発汗の要因

多汗症の話しに行く前に汗がどのような状況で発汗させるのか、その要因をみていきましょう。

温熱性発汗

外が蒸し暑かったり、運動によって体温が上昇した場合に脳の視床下部にある体温調整中枢から汗を出すように司令が出されます。これにより全身の汗腺から汗が出てきてしまいます。この汗を拭き取ったりすると余計に汗が出てきます。

精神性発汗

精神性発汗は、緊張したり、興奮したり、恐怖に陥った場合など、急激なストレスを感じた時に前頭葉や辺緑系が刺激され瞬間的に発汗してきます。額や首の発汗は脳を冷却させるために出され、脇の発汗は筋肉を使うため脇の血管を冷却することで全身の体温を下げる役割があります。

未覚醒発汗

未覚醒発汗は、辛いものを食べたりすると顔や頭から汗が出てきます。この役割ははっきりとは分かっていませんが、辛さの刺激が口の中で温度上昇と勘違いを起こし脳が冷却するように誤った司令を出しているのではないかと推察されています。

遺伝による影響

遺伝は発汗に大きく影響してきます。あなたの親が汗の出やすい体質であればあなたも汗が出やすい体質になる可能性は非常に高いです。遺伝は最も影響を受けやすい要因になります。

ホルモンバランスの乱れ

加齢になると脇汗が出やすくなります。女性の場合は更年期になると脇汗が多く出ますが、これはホルモンバランスの影響によって自律神経の乱れによって引き起こされます。更年期でなくてもホルモンバランスが乱れると同様に自律神経の影響により脇汗が出やすくなります。

睡眠不足

睡眠不足は自律神経や副交感神経に大きく影響を及ぼし発汗をコントロールできなくなってしまいます。一見睡眠不足は無関係なように思えるかもしれませんが、睡眠不足によって軽いストレスにもなります。寝付きが悪い人は軽く体を動かすようにすることで寝付きが良くなります。

食生活の乱れ

食べ物も大きく影響を及ぼし、欧米化した食生活は体温の上昇と肥満を引き起こす原因になります。これにより、汗が出やすい体質となり発汗作用を促してしまいます。特に気をつけたい食べ物は

  • 動物性脂質が多いもの
  • 刺激物
  • カフェイン

これらの食材は汗腺を刺激し汗をかきやすくするほか、刺激物なんかは交感神経を活発にして副交感神経のバランスを乱します。また、カフェインは中枢神経を興奮させて発汗してしまいます。

運動不足

運動不足になると汗腺の働きが鈍ってきます。体は全身にある汗腺から汗を出し体温調整が行われるのですが、運動不足によって汗腺がスリープ状態の時に急に体を動かし体温を上げると心臓近くにあるエクリン腺が活発に活動し始めてしまい脇汗がたくさん出てきます。

このような状況にならないためにも普段から適度な運動をして汗腺をスリープ状態にさせないことで急激な発汗を抑えてくれます。

 

多汗症の汗の出かたは2種類に分類

2種類に分類

多汗症で汗がでる種類は大きく2つに分類されます。1つ目は全身から発汗する全身性と2つ目は部分的に汗が出てくる局所性とがあります。

局所性の方が断然多く全体の90%を占めています。

その中でも、脇が汗でびっしょりになることを腋窩多汗症(えきかたかんしょう)と言われ、日本人の5.1%は脇からの多汗症で悩んでいます。十代半ばで発症する傾向があり、思春期にこのような症状が起こると精神的にも負担になってしまいます。

制汗剤や脇汗パットなどで対策する方法もありますが、それだけでは追いつかないくらいの汗が出てくる人もいます。

 

多汗症を引き起こす2つの原因

多汗症を引き起こす原因は主に2つに分類されます。他の病気と合併して発症する続発性と、原因不明の原発性に分類されます。

続発性多汗症

続発性多汗症は病気によって出てくる多汗症なので、多汗症になったと思ったら逆に違う病気にかかったことを疑った方が良いかもしれません。

特に気をつけなければ行けない病気は

要注意の病気

  • 甲状腺機能亢進症
  • 更年期障害
  • 感染症
  • 褐色細胞腫
  • 低血糖
  • 悪性リンパ腫

これ以外にも多くの病気によって多汗症を発症する場合がありますが、特に注意したい病気としてこれらの病気が上げられます。この場合、病気を治すことで多汗症の症状もなくなりますので、多汗症かなと思った場合は病気になっていないか、まず確認してみる必要があります。

原発性多汗症

原因が不明で大量の汗が出る場合は、原発性多汗症(原発性腋窩多汗症)になります。

原発性腋窩多汗症は大量の汗が6ヶ月以上続き次の項目の2つ以上が当てはまると原発性腋窩多汗症と診断されます。

原発性腋窩多汗症チェック

  • 左右の脇が同じくらいの汗が出る
  • 脇の汗が多すぎて日常生活に支障をきたす
  • 週に1回以上、脇から多くの汗がでる
  • 脇の汗が出始めたのは25歳よりも前になった
  • 家族や親戚にも同じように脇から多くの汗がでる人がいる
  • 寝ている時は脇の汗はそれ程多くない

これらの項目がふたつ以上当てはまったら原発性腋窩多汗症であると判断できます。

 

脇汗をそのままにしておくと大変

大変

脇汗が出てしまうからといってそのまま放置しておくのは危険です。そのままにしておくとどのようなことになるのか知っておきましょう。

脇から悪臭

脇汗が出てそのまま放置して乾燥させたとしても、臭いが残ってしまいます。汗をかくことで常在菌が繁殖しやすくなり、脇から悪臭が出てきます。

周りの人も気が付きイヤな気分になり、異性から避けられてしまいます。こうならないためにも、いつも清潔な状態を保ち、汗が出たら拭くとか、脇パットを入れて汗を抑えるなどの対策が必要です。

衣類脇汗がシミ付く

白いTシャツなんかを着ていたら、脇の部分だけ黄ばみがあったことないでしょうか。これは脇にあるアポクリン汗腺に含まれているリポフスチンという色素が影響し黄ばみが出てきます。一度シミ付いてしまったら洗濯しても簡単に落ちずにそのまま捨てるハメになります。

 

予防するには生活習慣から整える

食生活

生活習慣を整えることで脇汗を軽減させることができ、汗の臭いも和らげてくれます。生活習慣を整えると交感神経も正常に働き発汗作用が正常になります。

食生活の見直しによる体質改善

食生活を改善することで発汗を和らげ、また、汗の臭いも軽減されます。それではまず、多汗症の時に摂らない方が良い食べ物から紹介していきます。

刺激のある辛いもの・酸っぱいもの

辛いものを食べると汗が出てきます。これは正常な方でも出る症状で、辛いものや酸っぱいものを食べると交感神経を活発にさせてしまい発汗を促してしまいます。

カフェインを多く含むコーヒーやお茶

カフェインも交感神経を刺激し発汗を促す効果があります。眠気ざましでコーヒーを飲むというのは交感神経を刺激させる効果なので眠気を覚ますには良いのですが、発汗そいう点ではマイナスになります。

脂肪分の多い肉

肉や脂肪、脂分などは体温を上げ汗の量を増やしてしまいます。また、汗の量だけでなく臭いにも大きく影響を及ぼしますのでできるだけ控えるようにしましょう。

 

これらの食べ物は多汗症の人は避けたほうが良い食べ物なので全く摂らないのもいけませんので控えめに取りようにしましょう。

次にできるだけ摂った方が良い食べ物を紹介していきます。

大豆製品

納豆や豆腐などの大豆製品にはイソフラボンが含まれています。イソフラボンは女性ホルモンであるエストロゲンの働きに似た効果があり発汗を抑制し自律神経を整えてくれる効果がありますので多汗症の方には最も効果的な食べ物です。

ハーブティー

ハーブティーにはリラックス効果がある飲み物で、ストレスを緩和させてくれます。これにより副交感神経の働きを促すことで交感神経を抑制し発汗を抑える働きがあります。ハーブティにも種類があり、効果が高いとされているのはラベンダー、カモミール、ジャスミンなどです。

カリウム豊富な野菜

カリウムは体内の熱を逃してくれる働きがあります。体の熱が下がることで汗の量を減らします。カリウムは夏野菜に多く含まれていて、トマトやキュウリ、ナス、ゴーヤを沢山食べるようにしましょう。

軽い運動で体を動かし急な汗腺活動を抑制

軽く汗が出る程度の運動を日々行いましょう。これにより休んでいた汗腺が働き出し急激な発汗を抑えてくれます。普段からデスクワークばかりですと運動することもありませんので、帰宅したら厚着をして散歩するだけでも効果があります。

また、湯船にゆっくりとつかり汗腺を働かせる方法もあります。全身の汗腺を活動させることで脇からの大量の汗を軽減させることができます。

肥満解消による汗腺活動の抑制

肥満体質の方は汗をかきやすくなってしまいます。体に脂肪がつくことで皮下脂肪や内臓脂肪が多いと体の熱を外の放出させることができません。そのため、体は汗として熱を出そうとしますので汗の量が多くなってしまいます。

また、肥満体質の方は運動不足の場合が多く急に動くと心臓に近い脇の汗腺が活発になり脇汗を引き起こします。

ストレス解消により自律神経を安定

ストレスを溜めたり、寝不足が続くと自律神経が乱れてしまいます。自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを保っています。このバランスが乱れることで発汗作用が働き脇汗が多くなります。

ストレス解消と言っても何をすれば解消されるか分からない方もいると思いますが、自分の好きなことをすることです。カラオケが好きなら週一でカラオケに言ったり、食べることが好きなら週一で美味しい物を食べたりと自分の好きなことに時間を使いましょう。

適度な睡眠いよる自律神経の安定

睡眠不足はストレスをため、自律神経を乱す原因になります。これにより脇汗が出る原因になります。

睡眠は90分周期でスッキリとした目覚めになりますので、6時間か7.5時間睡眠にするようにしましょう。なかなか眠れない人は運動が不足していますので、体が疲れて眠たくなるくらいの運動量が必要になります。

体と精神をリラックスさせ自律神経の安定

ヨガなどで行われている腹式呼吸をします。空気を鼻からゆっくりと吸い込みお腹にためるイメージでお腹を膨らませます。吐く時は口からゆっくりと吐き出し体と精神をリラックスさせることで自律神経を整える効果が期待できます。

汗を抑えるツボを刺激して汗腺活動の抑制

脇汗を抑えるツボを刺激することで汗を抑えます。

合谷:手の甲の人差し指と親指の間にあるくぼみから更に2cm内側にツボがあります。このツボを刺激することで自律神経を整えて体温調整が行われ発汗を抑えられます。

屋翳:乳首から4cm程上にあるツボで、脇汗などの上半身に効果的なツボです。ここを刺激することで発汗を抑えられます。

 

出た汗を抑える方法

脇汗を抑える

対策も何もしないとTシャツやワイシャツの脇だけが濡れたようになり、とても格好悪いです。発汗した時の対策について紹介していきます。

汗を拭き取る

出てしまった汗は戻すことは出来ませんので拭き取って清潔に保ちます。そのまま放置してしまうと細菌が繁殖してしまい臭いの原因にもなります。定期的に拭き取ることで衣類への付着や臭いを抑えることができます。

汗拭きシートやタオルを濡らして拭くだけで効果があります。吹く時は力を入れすぎずに汗を拭き取る程度にしておきましょう。

汗脇パットを使う

脇汗パットを使用して汗を吸収させましょう。脇汗パットにも種類があり、直接脇に貼るタイプと衣類の脇に貼るタイプとがあります。

直接付けるタイプは脇汗で剥がれてくる場合がありますので注意が必要です。衣類に付けるタイプは白いTシャツなんかは透けて見えてしまいますので透けないTシャツなどを選ぶ必要があります。

汗取りインナーを着用する

汗取りインナーを着用することで汗をインナーで全て吸収してくれます。ワイシャツまで染み込んでしまったら格好悪いので汗取りインナーを着用して脇汗をしっかりとシャットアウトしましょう。

 

汗が出る前に抑える方法

制汗剤

制汗剤は汗を抑制させるための薬剤です。制汗剤の種類には医薬品・医薬部外品・化粧品などと分類されています。

制汗剤を脇に塗ることで汗と臭いを抑えることができます。制汗剤にも色々な種類があり制汗効果や消臭効果が各製品によって異なります。

それではどのような種類があるのか見ていきます。

スプレータイプ

スプレータイプは最も手軽に取り扱え、一吹きで脇に付けることができます。効果は弱めで持続力がないのが欠点です。多汗症の人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

シートタイプ

ウェットティッシュのような入れ物で、脇の汗以外にも全身に使用することができます。脇から出た汗を拭き取るもので制汗や消臭効果は期待できません。

ロールオンタイプ

ボールペンの先端を大きくしたような構造になります。容器内の液体を先端のボールにつき、それが転がることで脇に塗らえます。液体タイプなので制汗・消臭効果があり、余り変な香りがついているものだと脇の臭いと混ざり合い余計に変な臭いがしてきます。ですので無香料タイプを選ぶようにしましょう。

スティックタイプ

スティックタイプは固形なので塗る時に塗られているかが分かりにくく何度も擦ってしまいがちです。そのせいか肌が荒れやすくかぶれの原因になってしまいます。制汗・消臭効果が高く使い勝手も良いのが特徴です。

クリームタイプ

脇にしっかりと塗り込めますので制汗・消臭効果も高い商品が多くあります。汗がひどい人や臭いがきつい人はクリームタイプを選んだ方が無難です。クリームタイプは肌に優しい製品が多く、余り安い制汗剤を使用していると効果がないうえお金もかかってしまいます。

 

このように種類が様々で、それぞれの商品によって効果が異なってきます。どのように選べば効果的な物を選べるのか制汗剤の効果的な成分を見ていきます。

参照ワキガのデオドラント・制汗剤選び|男のキツい臭いはこれで抑えろ!

 

制汗剤の主な含有成分

制汗剤の成分

制汗剤には各商品によって含有成分が異なり、効果が違ってきます。そこで選ぶ時にはどのような成分が入っているのかを確認する必要があります。効果的な成分についてみてみましょう。

塩化アルミニウム

制汗効果が高い成分で、塩化アルミニウムは海外の制汗剤に多く含まれているのを良く見かけます。日本製も以前には多く使用されていたのですが、薬事法により使用量が制限されるようになりました。なぜかというと、肌への刺激が強く安全性という点では少し刺激が強く肌への影響が懸念されているためです。最近の日本製の制汗剤では余り含まれていません。

よく海外製の製品が効果的と言われるのは、この塩化アルミニウムの含有量が多いため、制汗効果は高いのです。

クロルヒドロキシアルミニウム

こちらは、塩化アルミニウムの代用として、最近の日本製で良く使用されている成分になります。効果は塩化アルミニウムほどではありませんが、肌の刺激が低く塩化アルミニウムのように制汗効果を得ることのできる成分になっています。

銀イオン

最近多く見かけるのが銀イオンが含まれたものです。銀イオンは汗を抑えるというよりは、汗に含まれている細菌を死滅させる効果がありますので、消臭効果のある成分です。汗の量より汗の臭いが気になるという人は銀イオン成分が含まれた制汗剤を選ぶと良いでしょう。

ミョウバン

ミョウバンは食品にも用いられ、制汗効果と細菌の繁殖を抑えてくれる作用があります。ミョウバンは古くから制汗剤の成分として使用され、スーパーなどでも安く手に入れることができますので、自分でミョウバン水を作り制汗剤として使用している人も多くいます。

参照脇の臭いを抑える効果的な制汗剤|注意点と成分の作用で選ぶ

 

制汗剤を使用するうえでの注意点

注意点

制汗剤は汗を抑えてくれる効果と消臭効果が得られますので、多汗症の方にとってはとても良いものですが、メリットばかりではありません。使用する上で注意しなければならないこともありますので、その辺りを見ていきたいと思います。

制汗剤は肌荒れを引き起こす可能性がある

制汗剤は汗や臭いを抑えてくれる点では効果的ですが、その反面、副作用として肌荒れを引き起こす可能性があります。

汗は体の温度を下げるために必要な機能になっていますので、それを無理に抑制しようとすると肌にとってトラブルを引き起こしてしまいます。特に脇の皮膚はとても敏感に作られていますので、過剰な制汗剤を塗るのは肌のトラブルの原因になってしまいます。

このことから、出かける時は制汗剤を付けて帰宅すると制汗剤をキレイに洗い流すようにして、できるだけ制汗剤を長期的に肌に塗った状態にしないことがトラブルの予防になります。

また、使用する商品によっても肌に合う、合わないということがありますので、肌に異変を感じたら使用をやめて、肌が良くなったら別の商品に変えるようにしましょう。

制汗剤は一時的な効果しかない

制汗剤の効果は一時的に汗や臭いを抑えるもので、永久的な効果はありません。制汗効果を持続させるためには、脇を清潔に洗い、その後、制汗剤を塗りという作業を繰り返し行う必要があります。制汗剤の商品によっては持続力も異なり、数時間で効果がなくなるもの、数日効果が持続するものなど各商品によって異なります。

制汗剤でも効果が出ない場合は、クリニックや病院などで治療をして、半永久的、または永久的に効果を出すという手段もあります。

 

病院やクリニックで治療する

病院

自分で汗や臭いを抑えるには限界があります。病院へいって医師と相談することで多汗症を治すことができます。

皮膚科で薬をもらう

皮膚科で塩化アルミニウムが配合された塗り薬を処方してもらうことで汗を抑えてくれます。寝る前に塗って朝起きてから洗い流すという作業を繰り返し行います。

2週間で70%ほどの人が効果を実感てきたという結果から効果が高く、手軽に取り組めます。この治療方法は汗腺そのものを萎縮させて汗を抑えますので長期的に制汗作用があります。

ボツリヌス菌の注射

ボツリヌス菌の注射はボトックス注射と言われる治療法で美容整形外科なんかではシワ取りにも使われる菌です。ボツリヌス菌は毒素を出し交感神経をブロックすることで、エクリン腺の発汗を抑える作用があります。

永久的に持続はしませんが、3ヶ月から6ヶ月程効果が持続しますので、繰り返し治療が必要になってきます。脇の場合は保険が適用されますので治療するところにもよりますが、3万円程度で治療することができます。

ETS手術

腹部交感神経節切断手術、胸腔鏡下胸部交感神経遮断手術とも呼ばれ、胸部外科や呼吸器外科などで手術を行います。

この手術は再発率が極めて低く完治させることのできる方法です。副作用として代償性発汗が起こり、今までなんともなかった部位から汗が多く出てしまうという現象が起こります。

例えば、今まで手や足には汗が出ていなかったのに、手術後に手や足が急に蒸れてきたなんてことになりますので、その辺は理解したうえで医師としっかり相談してみましょう。

抗コリン薬

多汗症の内服薬として、抗コリン剤のプロパンサインや自律神経の調整を行うグランダキシン、抗不安薬などを処方してもらいます。副作用として眠気や口の乾燥という症状が起こる可能性があります。飲み薬なので飲むだけと簡単ですが、部分的に汗を抑えるのではなく、全身の汗を抑える作用があります。

ミラドライ

ミラドライは超音波治療方になり、マイクロ波という電磁波を脇に照射し汗腺を壊す手術になります。皮膚に傷跡をつけずに痛みがなく体の負担が少ない治療法になっています。マイクロ波は水分に反応しますので周辺組織へのダメージを与えずに汗腺を壊しますので安全性も高く壊した汗腺は再生されませんので半永久的に効果が持続します。

手術は1時間~2時間ほどで終了し、手術後は1週間から2週間ほど腫れがでる場合があります。

手術のリスクは低いのですが、金額が30万程の高額になってしまい、保険も適用されませんので金銭面の負担が多いというデメリットがあります。

サーミドライ

サーミドライは皮膚を切らずにアポクリン腺とエクリン腺を破壊し、破壊した汗腺は再生されないので半永久的に効果が出ます。

直径1mmの細いカニューレを使用して治療しますので跡が残らず、直接皮下に挿入させて70℃の温度でエクリン腺やアポクリン腺を加熱させて破壊させます。

局所麻酔を使用しますので痛みなどもなく、専用の赤外線カメラとサーモグラフィを使用して皮膚の温度測定をして治療していきますので火傷することなく安全に治療します。

治療には2~3時間程度で終了し、保険は適用されませんので30万辺りが相場になり高額になってしまいます。

 

脇の多汗症のまとめ

脇の多汗症はエクリン汗腺から汗が大量に出ることで発生してしまいます。汗を出さなくするには日常の生活環境を整えることが重要になります。

規則正しい生活を行い、軽く運動をすることで全身の汗腺がいつも働いている状態にしておくことで脇の部分的は発汗を抑えられます。

食生活にも注意を払い肉や刺激の強い食材、カフェインの摂取を控えるようにして、イソフラボンが含まれている大豆類の食べ物を多く摂るようにします。

ストレスは溜めないようにして、休日なんかは自分の好きなことに没頭できる環境づくりをしましょう。

出てしまった汗は拭き取り清潔な状態を保つようにして、拭く時間がない場合は脇汗パットなどを付けて出た汗を吸収させるようにしてください。

また、制汗剤によって汗を出さなくすることも重要になります。制汗剤も種類が豊富にあり、香りが付いているものは汗と混ざってより変な臭いとなりますので無香料のものが良いでしょう。塗りすぎなどによって皮膚が荒れたりした場合は使用を止めて皮膚が治ったら別の製品にするように注意してください。

制汗剤は一時的な物なので、永久的に治したい場合は、病院やクリニックなどで手術するようにしてください。

手術して完全を除去することで汗は出なくなります。ただ、高額になってしまいますので自分の予算に見合った対応をするようにしてください。

汗が出なくなることで悩みがひとつ解消されます。今まで脇に汗が染み込んでいたので脇が見えないようにコソコソ隠していた生活ともおさらばです。

自身を持って日常生活が送れて周りの目を気にしなくても良くなります。







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